他の人を探さなければいけないので、早目のタイミングが良いでしょう。「披露宴の前に都合があって到着がギリギリになってしまうので早目に伺うことが出来ない。」などとお伝えし、早めにお断りをしましょう。
両家の代表者として受付に立つので、フォーマルな場所にふさわしい装いにしましょう。披露宴の受付は、華やかな方が好まれます(新郎側もダークスーツ、新婦側も黒のドレスの場合、暗い印象となってしまいます)。女性の場合、振袖を着て受付に立っているだけで華やかな印象となります。受付テーブルが低い場合など、リストをチェックする際に、前かがみで胸元が見えてしまう可能性がある為、胸元が開いたドレスにしないように気をつけて。
主賓や遠方のゲストに渡すお車代がある場合は、それを誰からどのように預かるのか確認しておきましょう。受付係はご祝儀をいくら包んで、どう渡せばいいの?通常に参列する場合と同じようにご祝儀を包みます。会場側より受付の進め方の説明を受けた後すぐに、お互いに受付の流れの確認する為にも、もう一人の受付担当者へ向けてご祝儀を渡し実際の流れに沿って先に受付を済ませておくと安心です。最初に時間がない場合は、ゲストが途切れた段階でお互いに受付をしましょう。
何時にどこに行けばよいのか、何時から何時が受付なのか、何名くらいのご披露宴なのか、受付は誰と行なうかなどを聞いておくといいでしょう。挙式の前に受付を行なうのか、挙式後披露宴までの間で受付を行なうのか、親族だけは先に受付を行うのかを確認しておきます。長い場合は、挙式前に親族の受付⇒挙式参列⇒挙式後にゲストの受付と1時間くらい受付を行なう場合もあります。
主賓と遠方からのゲストへお車代は、他のゲストの目があるので受付の場で渡さないようにしましょう。渡す人が受付を済ませた後、その方の近くへ行き、「●●様、新郎新婦よりお預かりしております」と言葉をかけて渡します。
誰がまだ来ていないのかを会場側の担当者へ伝えた後は、会場側が確認をしてくれます。遅刻の人が誰なのか、あとどれくらいで到着するのかなどが分かっている場合は、そのことを伝えます。
会場によって違ってきます。ご祝儀は貴重品の為、会場では預かることができないことが多いようです。ホテルなどの場合、セイフティボックスや貴重品ロッカーなどがあるので、そこまで持っていき、鍵を預かります。その鍵が貴重品となる為、注意を! 預けた人しか受け取りが出来ない場合もあるので、その場合は披露宴後、ご祝儀を取り出して新郎新婦または両親に渡します。
レストランなどの場合、貴重品を保管しておく場所がないため、新郎新婦の身内が預かることが多いようです。受付係から直接預かってくれる人に手渡をします。どこへ持っていけば良いか、誰が預かってくれるのかなどを事前に新郎新婦に確認しておくと安心です。大金なので、受付係が披露宴中ずっと持っているというのは負担や責任が大きいので、丁重にお断りをしましょう。
結婚式当日の受付の流れ
1. ゲストが受付にきたら挨拶
「本日はありがとうございます」「お忙しい中ありがとうございます」と一礼をします。
ポイント
・受付は、披露宴の第一印象を決定する大切な役割です。爽やかな笑顔と落ち着いた対応を心がけましょう。
・両家の代表者として立っているので「ありがとうございます」という両家からのお礼の言葉を述べます。
2. ご祝儀袋を渡されたら
「ありがとうございます。お預かりします。」とお礼を述べ、両手で受け取り名前を確認します。お盆にのせて大切に保管します。
3. 芳名帳に記帳してもらう
芳名帳の正面を招待客に向け、「恐れ入りますがご記帳をお願いします」と両手で差し出します。
芳名帳には、名前と住所の両方を書くのか、名前だけで良いのか、家族や夫婦できている人は、全員の名前を書いてもらうのか、などを事前に確認しておきましょう。
ポイント
・ご祝儀袋に何も書かれていなかったら、受け取る際に「恐れ入りますが●●様でいらっしゃいますね」と訊ねます。「申し訳ありませんが、どなたからお預かりしたのか分からなくなるといけませんので、お名前をご記入いただけますか?」と伝えましょう。
・出席でない方からご祝儀を預かってきた場合、どなたから預かってきたのか、名前をしっかりと確認します。受付リストにメモ書きをして、新郎新婦に伝わるようにしましょう。
・プレゼントを新郎新婦へ渡して欲しいと託された場合、誰からのプレゼントがどれなのかというのをしっかりと把握しておくようにしましょう。会場の担当者へその旨を伝え、新郎新婦へ渡してもらいます。
・事前にご祝儀を渡している方もいるので注意。
4. 記帳がすんだら席次表を渡す
受付の際に、ゲストへ何を渡すのか、誰にどうやって渡すのかを確認しておきましょう。テーブルの名前が書いてある「もぎり札」を渡す可能性もあります。渡す際には、ゲストにとって正面になるように(字が読めるように)渡しましょう。
「開宴は●時でございますので控室でお待ちください」と伝え、控室の方向に手を向けて案内をします。
ポイント
・ゲストに館内のトイレや喫煙場所などを聞かれることも。館内の説明ができるように確認しておくことも大事です。
・クロークの場所や披露宴会場の場所(離れている場合)も把握しておくと良いでしょう。
5. 披露宴開始
ゲストが全員揃ったら(全員揃わなくても受付を締める時間になったら)、ご祝儀と芳名帳を専用の袋に入れ、式場の金庫に保管するか、または新郎新婦に指示された人に渡します。
ポイント
・ご祝儀は、盆の上に全てをずっと置いておくのではなく、お盆にたくさん溜まった場合やお客様が途切れた場合は、袋の中に入れましょう。ずっとテーブルの上に置いておくと危険です!
・最近はご祝儀を狙った盗難事件が発生しています。ご祝儀から離れないよう、トイレに行く場合でも受付に必ず誰かが居るようにしましょう。
6. 披露宴がすんだら
金庫に保管した場合は、披露宴終了後に取り出し、本人もしくは両親に渡します。
結婚披露宴に次回パーティーの受付をお願いされた時のマナー
受付係は幹事も平行して行う傾向があります。ゲストからの印象が悪くならないよう、明るく元気に心がけましょう。
結婚披露宴に次回パーティーの受付をお願いされて引き受ける場合
「私で宜しければ喜んでお手伝いさせていただきます(お引き受けいたします)」といってお返事をしましょう。
結婚披露宴に次回パーティーの受付をお願いされて断る場合
他の人を探さなければいけないので、早目のタイミングが良いでしょう。「都合があってお受けすることができません」といって、早めにお断りをして。
二次会パーティーの受付係が当日までに確認すべきこと
二次会の予約方法
予約金を払う場合もある為、正式に予約する時には新郎新婦についてきてもらい、その後の詳細の打合せは、受付係(幹事)が行なうようにして。
二次会パーティーの支払方法は?
幹事が主催で二次会パーティを行なう場合
二次会の経費(料飲食や景品代や会場貸切料やお土産など)を計算した上で、新郎新婦と相談をしながら会費を決めます。二次会の準備にかかる料金(景品代や備品代など)は、事前に新郎新婦から受け取り、その中から準備を進めましょう。
当日欠席の人がいたり、当日追加で食べ物や飲物が出る可能性もある為、ゆとりのある予算組をしておきましょう。受付係(幹事)が収支を計算して新郎新婦へ残金を渡します(または足りない分をもらう)。
新郎新婦が主催で行なう場合
景品や備品などは、新郎新婦が購入して準備をしてくれます。受付係(幹事)は、基本的には進行相談&準備や当日の進行を行えばOK。当日、会費を集め管理するところまでは受付係(幹事)が行ない、集まった会費を新郎新婦へ渡して精算をしてもらいます。
受付の流れ
1. ゲストが受付にきたら挨拶
「本日はありがとうございます」「お忙しい中ありがとうございます」と一礼します。
2. 名簿にチェックを入れる
ゲストの氏名を伺い、出席者リストにチェックをつけます。
3. 会費を渡されたら
「ありがとうございます。お預かりします。」とお礼を述べ、金額を確認し、まとめて封筒に入れたり、BOXに入れて保管します。
ポイント
会費を忘れた人がいたら、本日は会費制であるという事と金額を伝え、立て替えていただける人(友人など)を探してもらうように伝えしましょう。